ルーブル美術館での展示が決まった佐賀市の書道家・山口芳水さんの作品。県内初のお披露目となる=鹿島市のサロンモード

 70周年を迎えた鹿島市の洋品店「サロンモード」は3月7日から4日間、アート展覧会を開催する。佐賀市の書道家・山口芳水さん(39)とコラボし、東京・国立新美術館の公募展で最優秀賞を飾った山口さんの大書作品が佐賀県内で初めて展示される。

 仕掛け人はサロンモード山口賢人専務(31)。ファッションと親和性が高いアートに軸を置いた初めての試みという。山口専務は昨年、仕入れのためにヨーロッパを訪ねた際、絵画やアート作品を飾る色鮮やかな店舗づくりに心を動かされた。街中にいくつものギャラリーがあり、ワクワクする刺激や遊び心を地域社会に提案するファッション業界の役割を考えた。

 親交のあった芳水さんは書にとどまらず、美術の創作にも取り組む。山口専務の呼び掛けに共鳴して展覧会が実現した。今回は約7万個の画びょうの金色を生かし、3カ月間かけて制作した独創的な書とマネキンのオブジェを展示する。

 「貪欲」とメッセージを込めた書は、秋に仏ルーブル美術館での展示が決まったが、「佐賀の人に生で見てもらいたかった。お披露目ができることになって、うれしいですね」と芳水さん。新たに立体造形の制作を進めている。

 展覧会は午前10時~午後8時。最終日の10日は午後7時まで。

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