サイバー捜査官の指定書を受け取る藤井信吾氏(中央)=佐賀市の県警本部

 インターネットなどを悪用したサイバー犯罪に対応する佐賀県警の「サイバー捜査官」として、本部や各署から33人が初めて指定された。電子機器の解析やネット上の犯人追跡などの捜査技術を習得しており、各部署で捜査の中核を担う。

 県警が昨年4月のサイバー犯罪対策課発足に際して定めた「サイバー捜査官育成プログラム」に基づき、一定の能力がある同課課員や、研修員として月1回の講習を受けるなどしてきた各署署員らから選ばれた。捜査官は今後、各署に1人以上配置され、捜査のほか、周囲の警察官に技術を伝えてレベルの底上げを図る。

 21日の指定式では、引地信郎警務部長が「サイバー空間の脅威が増大している。知識の研さんを積み重ねる努力を」と訓示。捜査官で最上位の「マスター」となったサイバー犯罪対策課の藤井信吾サイバーセキュリティ対策官(57)が代表して指定書を受け取った。

 白石署地域課の中島麻美巡査(23)は「基礎から学んだ知識を生かし、積極的に捜査に加わって摘発につなげたい」と語った。

 県内のサイバー犯罪の摘発は、昨年までの5年間は年間70件超で推移。昨年は75件(前年比4件増)だった。

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