しゃぶしゃぶにして味わう前に、野菜を丁寧に洗う子どもたち

中山間地の環境や気候を生かした野菜作りについて子どもたちに伝える水田強さん=佐賀市の富士小

 地域の農家が先生となり中山間地の農業の特徴や仕組みを学ぶ出前授業が18日、佐賀市富士町の富士小(小川徳晃校長)で開かれた。3年生15人が平地より積雪が多いことを利用したホウレンソウの栽培などについて理解を深めた。

 子どもたちに郷土愛を育んでもらおうと、農業者が学校や幼稚園、消費者に食農教育を行う「ふるさと先生」事業の一環。県農業士会会長でトマトやホウレンソウ栽培を手がける水田強さん(65)が講師を務めた。

 水田さんは畑で取れたばかりのホウレンソウを示し「冬場に育てることで、寒さで枯れないようにと糖度が増し、甘くておいしくなる」と説明した。夏場は木々の間を通って吹き抜ける涼しい「緑の風」(水田さん)を利用することで、冷房を使わずにトマト作りができることも紹介した。

 座学を終えた子どもたちはホウレンソウやブロッコリー、カブなど地域の野菜をしゃぶしゃぶで味わった。内野愛子さん(9)は「ホウレンソウは茎の部分がとっても甘くてびっくりした。富士町においしい野菜がたくさんあってうれしい」と笑顔を見せた。

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