初年度に認定を受けた4人の「匠」=平成19年2月21日、唐津市役所

 ものづくりの技能伝承に主体的に取り組む人を支援しようと、唐津市が「ふるさとの匠(たくみ)」制度を創設した。「匠」に認定された技術者たちが、学校や公民館での体験教室で講師を務め、技を伝えるもの。県が2000(平成12)年度に始めた高度熟練技能者「佐賀マイスター」の認定制度にならい、県内の市町では初めて設け、初年度は4人が認定された。

 市内に居住または就労している技能者から、国家検定制度である「技能検定」の対象職種は1級を目安としつつ、それ以外の分野でも幅広く募集。染色や石工、桶や樽の製作から、ユニークなものでは農具鍛冶やパーマの巻き方・ヘアカット技術までさまざまな「匠」が数年間で誕生した。

 市内にとどまらず各地に講師に出向くなど後進育成に意欲的だったものの、制度はその後立ち消えになった。

 県の「佐賀マイスター」は企業の合理化や機械化、海外進出が進んだことで、技能の継承にてこ入れが必要となり始まった。17(同25)年度には、国でも類似の制度として「ものづくりマイスター」が創設された。(新元号まであと69日)

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