10人の女性議員が身近な政策について質問した「さが市女性議会」=平成8年2月20日、佐賀市議会本会議場

 一日女性議員による「さが市女性議会」が、佐賀市議会本会議場を舞台に開かれた。福祉、いじめ問題などをテーマに女性議員10人が一般質問。当時の西村正俊市長ら執行部が真剣に答弁した。本物の議場を使った女性だけによる模擬議会は当時、県内で初めてで、全国的にも珍しかった。

 女性に政治への関心を高めてもらうと同時に、行政に女性の意見を反映させることを目的に、市教委と市が主催。各審議会の女性委員と、市女性人材リスト登録者合わせて36人が一日女性議員を務めた。ごみ問題やまちづくりなど身近で生活に密着した質疑が相次ぎ、最後に「性別による役割分担のない社会を目指そう」とした女性議会アピールを満場一致で採択した。

 女性議会は約8カ月後の11月に旧川副町が開いたほか、98(同10)年に旧唐津市、2000(同12)年から2年連続で多久市、02(同14)年に旧鎮西町と旧相知町、04(同16)年に旧北茂安町で開かれた。

 昨年5月には、国会と地方議会で候補者の男女比をできる限り均等にすることを目指す「政治分野における男女共同参画推進法」が施行された。現在、県内全20市町議会と県議会の議員定数は計382人、そのうち女性は33人で8・6%にとどまっている。

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