伊万里市全域への整備が完了した防災行政無線の親局=市役所

 伊万里市は、災害などの緊急情報を住民に伝える防災行政無線の整備を完了した。佐賀県内の市町で最後に整備され、屋外拡声器を使った情報伝達手段が県全域に整うことになる。

 伊万里市は面積が広く財政負担が大きいことから、防災行政無線の導入が遅れていた。2011年の福島第1原発事故を受けて避難態勢の強化が喫緊の課題になり、16年度から3年計画で整備を進めていた。総事業費は8億8700万円。

 市庁舎内に親局を置き、屋外拡声器を181カ所に設置した。聞こえない世帯は戸別受信機でカバーする。ケーブルテレビや携帯電話サービスとシステムをつなぎ、さまざまな媒体を使って情報を発信する。

 来年度には聴覚、視覚障害者や携帯電話を所有していない人を対象に、防災行政無線からの情報を、登録した電話やファクスに同時配信するサービスを予定している。

 18日には落成式があり、深浦弘信市長は「防災行政無線を中心にさまざまな通信手段を活用し、被害を少しでも減らしたい」と話した。

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