健康情報などのデータを入力するカード。23日の開幕戦で配られる(C)SAGAN DREAMS CO.,LTD.

 サガン鳥栖の運営会社サガン・ドリームス(竹原稔社長)は18日、安心・安全に試合を観戦してもらうため、カードを使ってサポーターの持病などを把握する取り組みを始めると発表した。観戦中に急病に見舞われたサポーターに対し、適切に対応できるよう目指す。

 同クラブは今季から、「世界一安全なスタジアム計画」と銘打ち、スタジアムへ観戦に訪れるサポーターの安全を守る取り組みを始動する。一昨年、観戦中のサポーターが急病で意識を失ったことがきっかけとなった。

 23日の名古屋グランパスとの開幕戦(午後2時、駅スタ)で、情報を把握するためのカードを配布する。カード表面にはFWトーレスやクエンカらの写真が印刷され、裏面に記載されたURLやQRコードからサイトに入り、年齢、通院歴、服用薬などのデータを入力する。有事の際、クラブ側がカードで個人データを確認し、迅速な対応に生かしていくという。

 スタジアムドクターを務める佐賀大医学部附属病院の阪本雄一郎教授が監修し、らいふ薬局(佐賀市)と連携して取り組む。

 阪本教授は「年間を通して試合があるサッカーは、気象状況がさまざまで、急に体調を崩される方も少なくない。救急時には過去に患った病気や服用中の薬剤などの情報が極めて重要となる」と取り組みの意義を説明した。

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