「議会と市民におわび申し上げたい」と語る秀島敏行市長=佐賀市役所

 佐賀県佐賀市の秀島敏行市長は19日、旧富士小学校体育館改修問題で18日に副市長を引責辞任した畑瀬信芳氏について「最終的には私から退職辞令を渡しており、ひとつの処分だと考えている」との認識を示した。一連の問題が生じた背景を「私を含めて、庁内におごりの体質があった」とした上で、26日に開会する市議会定例会の会期中に、自らを含めた処分案を提出する考えを改めて表明した。

 定例会見で秀島市長は「副市長の辞任で終わりではない。最終的には、私の任命責任が残っている。職員の処分も次に待っている」と述べた。問題の背景として「おごりの体質が役所に漂っていた。それを払拭(ふっしょく)するために残された者で頑張っていく」と再発防止に取り組む考えを強調した。

 畑瀬氏の退職理由を「議会や市民の雰囲気、怒りを捉えて退職に値すると判断した」と説明。処分前の退職で、約200万円の退職金が満額支払われることには「役所の規定から退職金を支払わないという選択肢はなかった」と答えた。

 体育館改修は畑瀬氏が友人のサッカーJ1・サガン鳥栖の運営会社社長竹原稔氏から練習場の確保を持ち掛けられたことが発端。秀島市長は「(畑瀬氏は)私と公の部分を混同してしまった。自分が指図せず、担当部署に任せておけば良かった。自分が指図したのが誤りの元だった」と振り返った。

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