宮城県気仙沼市に贈る手作りのひな人形100組を制作した参加者たち(提供写真)=佐賀市の佐賀玉屋

佐賀大学の学生団体でまちづくりに取り組む「SEEDs」のメンバー(左)からひな人形の作り方を教わる参加者(提供写真)=佐賀市の佐賀玉屋

 東日本大震災の被災地に贈るため、参加者がひな人形を手作りするイベントが17日、佐賀市の佐賀玉屋で開かれた。色とりどりの布とひもで作った男びなと女びな100組ができあがった。人形は宮城県気仙沼市で被災者支援をする団体に贈られた。

 震災後、気仙沼市を訪れて支援に携わった佐賀市職員や、その呼び掛けに応じた佐賀大のまちづくり活動の学生団体「SEEDs(シーズ)」が主催した。

 市職員2人とSEEDsの学生6人が参加者22人に手順などを説明。市職員が被災地を訪れた際の様子を語った後、人形作りを開始した。人形は布を付けたひもを結び、布で頭を作り、ボールペンで顔を描いて仕上げた。参加者は周囲と会話しながら、和やかな様子で作業を進めていた。

 SEEDs代表の経済学部3年山口雄大さん(21)=佐賀市=は「市職員の方から、現地の人に『忘れないでいてくれて、ありがとう』と言葉をもらったと聞いた。今回の活動で気仙沼のことを考えるきっかけになれば」と話し、経済学部1年南俊平さん(19)=同市=は「結んで作ったひな人形のように、今回のイベントで人々が縁を結んでいくんだと思った」と被災地に思いを巡らせた。

 ひな人形は参加者などからのメッセージを書いた色紙と一緒に郵送した。現地で被災者支援をするボランティア団体「ドリームクラブ」に宛て、24日に災害公営住宅であるひな祭りイベントで人々に配られるという。

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