昭和自動車の今泉健吾執行役員(左)に要望書を手渡す佐賀市の武藤英海企画調整部長=唐津市千代田町の昭和自動車本社

 昭和自動車(唐津市)が佐賀県内を運行する26路線の路線バスについて、廃止を含めて見直しを検討している問題で、佐賀市は18日、昭和自動車に運行の継続などを求める要望書を提出した。地域住民と対応を検討する間は再編せずに、市との協議を続けるように求めた。

 昭和自動車は昨年10月に佐賀市内を走る18路線で、運転手の高齢化や働き方改革を理由に、バスに代わる交通手段の導入に向けた協議を申し入れ、今年9月末での運行の取りやめを示唆していた。市は今月、見直し路線がある富士、三瀬、鍋島の3校区で自治会に情報を提供し、今後は地元住民と地域公共交通のあり方を協議する考えを示す。

 佐賀市の武藤英海企画調整部長が、唐津市の昭和自動車本社を訪ね、今泉健吾執行役員自動車事業本部長に要望書を手渡した。

 武藤部長は取材に「大型バスに乗っていない実感は地元にもある。住民に密着した公共交通にするにはどうすべきかを話し合い、地元にプラスなら代替手段も進めていきたい」と述べ、検討期間の猶予を求めた。

 今泉執行役員は「市の要望を真摯に受け止め、協議していきたい。結論を出す時期も協議していきたい」と話した。

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