7年連続8回目の優勝を果たした小城市の選手たち=佐賀新聞社

 第59回郡市対抗県内一周駅伝大会(佐賀新聞社・佐賀陸上競技協会主催、ネッツトヨタ佐賀特別協賛)は17日、3日間に及ぶ熱戦に幕を閉じた。7年連続8度目の優勝を飾った小城市は全33区間中、15個の区間賞を獲得。昨年より0・1キロ長くなったコースで累計タイムを1分3秒短縮し、初日にアクシデントがあった2位佐賀市に16分4秒の大差をつけた。

 小城市はニューイヤー駅伝に出場したひらまつ病院と戸上電機製作所の主力を中心に頭一つ抜き出た力を見せた。初日は11区間中10区間で区間賞を獲得。日間2位の伊万里市に対して13分35秒のリードを奪った。

 初日の貯金を生かし、第2日と最終日は終始安定したレース運びでともに日間2位。大会最優秀選手に輝いた堤渉(ひらまつ病院)や梶原有高(同)、溝田槙悟(戸上電機製作所)らが長距離区間で期待に応えた。

 佐賀市は初日の出遅れが最後まで響いた。1区(8・3キロ)の嘉村大悟(東海大)が1位でたすきをつないだが、5区の選手がレース直前の体調不良で棄権。同区間の最下位チームに5分加算となり、ここで約10分のビハインドを負った。第2日以降は吉冨博子(メモリード)や佐賀清和高の渡辺夕奈、山下花音ら女子区間の活躍があり、2日連続の日間賞で追い上げたが及ばなかった。

 3位には4年ぶりに伊万里市が浮上した。牧瀬圭斗(順天堂大)と松本隆佑(福岡大)の快走で初日2位と好位置に付けると第2日まで3位をキープ。最終日は前半8位と苦しんだが、30区で山口遥(佐賀清和高)が区間賞の走りを見せて後続を振り切った。

 4位には36年ぶりに嬉野・太良が入った。昨年より累計で40分5秒短縮し躍進賞も獲得。新人賞の井手孝一(神奈川大)、岡島慶典(流通経済大)らが奮闘し、ジュニア世代育成の成果が出た。

 2日目終了時点で26秒差に3チームがひしめき合った5位争いは、最終日の鳥栖工高勢が力を発揮した鳥栖市が制した。

 今大会も上位には年間を通して練習に取り組むチームが顔を並べ、「毎日の努力が実を結んだ」と話す監督、選手も多かった。これこそが駅伝という、ごまかしが効かないスポーツの本質だと思う。一日一日、努力を積み重ねた姿で来年の大会をさらに盛り上げてほしい。

■第59回大会の成績

(1)小城市     14時間12分50秒(1)

(2)佐賀市     14時間28分54秒(2)

(3)伊万里市    14時間39分54秒(4)

(4)嬉野・太良   14時間45分29秒(9)

(5)鳥栖市     14時間49分34秒(3)

(6)唐津・玄海   14時間56分11秒(5)

(7)三養基郡    14時間57分 6秒(7)

(8)杵島郡     15時間 6分32秒(6)

(9)神埼・吉野ヶ里 15時間12分13秒(8)

(10)鹿島市    15時間41分 9秒(12)

(11)武雄市    15時間50分25秒(10)

(12)多久市    15時間52分13秒(11)

(13)西松浦郡   16時間26分40秒(13)

※カッコ内は前回大会順位

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