パトカーが先導し、緊急車両として玄海原発に進む自衛隊の車列。奥は原子炉建屋=東松浦郡玄海町の玄海原発正門前

 国内に侵入した武装工作員が原発を襲撃するとのテロ情報を想定し、佐賀県警と自衛隊が18日、東松浦郡玄海町の玄海原発周辺で共同訓練し、自衛隊の治安出動時の連携などを確認した。福島第1原発事故以降は原発へのテロ攻撃の備えが求められており、今回初めて玄海原発を対象とした訓練が実施された。

 県警と陸上自衛隊第4師団は2002年に結んだ治安出動に関する協定に基づき、これまで4回の共同訓練を実施している。いずれも福岡県久留米市の陸上自衛隊久留米駐屯地が訓練場所で、5回目で初めて県内で開かれた。

 県警は機動隊中心に約60人、陸上自衛隊は第4師団第4特科連隊約50人が参加。訓練はすべて原発隣接地で、パトカーの先導による部隊の移動、共同検問の訓練などに取り組み、一部を報道陣に公開した。

 県警の黒木昭彦機動隊長は「自衛隊に治安出動命令が出た場合は密接に連携し、的確に対処する必要がある。共同訓練で確認し、今後に生かしていきたい」と語った。

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