小城市のジョン・カリウキや佐賀市の西久保遼と競り合う杵島郡の平駿介(左)=29区

 高校男子エース区間の29区(10・0キロ)は杵島郡の平駿介(白石高)が、3年間しのぎを削ってきた佐賀市の西久保遼(鳥栖工高)とのデッドヒートを6秒差で制した。29分53秒で区間賞を獲得し「『駿介頑張れ』とたくさん応援が聞こえた。高校最後に地元を走り、区間賞も取れて良かった」と喜びをかみしめた。

 今大会屈指の好レースとなった。中盤の4キロ地点で先頭集団から小城市のジョン・カリウキ(ひらまつ病院)、鳥栖市の中島阿廉(鳥栖工高)が脱落。2人になると「一緒にゴールまで行くぞ」と声を掛け合い、高校最後の勝負を誓った。

 並走し残り1キロ地点。「最後の上り坂で決めたかった」。一気にスパートをかけて西久保を引き離した。ゴール後、互いの肩をたたいて健闘をたたえ合った。

 平は「西久保は集団を引っ張る強さがあった。自分にはそこがなかったが、ラストの坂で力を振り絞った」と勝因を挙げた。

 春から白石高の松瀬元太監督の母校、順天堂大に進む。「監督が作った箱根駅伝の区間記録を超えたい」。大学でも挑戦は続く。

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