志田林三郎の肖像画を手掛けた牛丸和人さん(右から2人目)=多久市の東多久公民館

 日本の電気工学の礎を築いた多久出身の工学博士、志田林三郎(1855~92)の肖像画を地元市民が描き、生家跡に近い多久市東多久町の東多久公民館に贈った。

 手掛けたのは、西九州大学短期大学部教授で画家としても活動する牛丸和人さん(57)=多久町。明治維新150年の節目を迎えた昨年、市内で開かれた展覧会に出展したもので、10日の地区文化祭で住民にお披露目した。

 牛丸さんは県内小、中学校の教師や校長などを経て昨年4月から現職。今回は市民有志によるまちづくり活動の一環で肖像画を寄贈、「この地から偉大な学者が育った。足元の歴史に改めて光を当てるきっかけになれば」と話す。

 F50号(縦約120センチ、横約90センチ)の大きな作品で、郷土への思いをつづった志田林三郎の詩を、親交のある佐賀市の書道家、山口芳水さんが独特の筆致で揮毫(きごう)している。

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