会場に展示された狭山事件を紹介するパネル=佐賀市天神のアバンセ

 狭山事件で逮捕された石川一雄さんらを追ったドキュメンタリー映画「獄友(ごくとも)」(金聖雄(キムソンウン)監督、2018年、115分)の上映会が15日、佐賀市天神のアバンセで開かれた。長年投獄され青春を奪われた冤罪(えんざい)被害者を描いた映画に、約150人の来場者が見入った。狭山事件にまつわる当時の新聞記事や裁判の経過をまとめたパネル30枚も展示された。

 映画には、袴田事件で再審が決定した袴田巖さんや布川事件で29年投獄され無罪が確定した杉山卓男さんと桜井昌司さん、足利事件のDNA再鑑定で無実が証明された菅家利和さんも出演。冤罪による長年の獄中生活で失われた時間を取り戻すように、友情を育みながら司法の闇と闘う姿を描いている。

 観賞した唐津市の小山洋一さん(40)は「冤罪が人の人生を狂わせる深刻さを感じた。苦しい状況の中でも、友情が人生を豊かにしてくれることを実感した」と話した。

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