「子ども気づきシート」を用いた生徒支援の成果を発表する中島さん=佐賀市の県教育センター

 佐賀大大学院学校教育研究学科(教職大学院)の研究成果発表会が14日、佐賀市の県教育センターで開かれ、本年度修了予定者20人が発表した。授業、子ども支援、教育経営など4コースに分かれ、院生が独自の研究テーマに沿って成果を報告した。

 子ども支援探究コースで発表した中島和代さん(唐津市立第五中)は、暴力行為や不登校、いじめなど「気になる生徒」の早期発見に教師の観察力、生徒理解の工場、情報共有の促進が必要と課題を設定。「子ども気づきシート」を作り、担任や級外教師が学習や健康、心理など20項目をチェックするようにした。

 シートで可視化することで、「生徒を観察する視点が広がり、教師間の情報共有が促進された」と実感を報告。「生徒のできない部分が見えがち」と前置きした上で、生徒のできない原因だけでなく、できている部分にも光を当てるなど、肯定的な視点で介入する「解決的アプローチ」を実践していることを報告した。

 発表のまとめでは「子ども気づきシートの内容の見直しと、チーム援助の時間の確保、効率的な会議運用のための内容の精選が必要」と結んだ。

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