地域住民が初期消火の訓練した=神埼市の高志神社

 文化財を守ることを目的とした防火訓練が17日、神埼市千代田町の高志神社で行われた。実際の火災を想定し、地域住民と同市消防団らが通報から放水までの消火活動にあたった。

 境内の火災に気づいた住民が119番し、初期消火を行った。住民たちは周囲に声を掛け合ってホースをつなぎ、境内の木に向かって放水を開始した。その後、神埼市消防団と神埼消防署の署員らが消防車でサイレンを鳴らして駆けつけ、消火を続けた。

 当日は周辺の公共工事のため、消火用の水が十分に確保できない事態も発生したが、最後は団員と署員の3本のホースから一斉に放水し、訓練を終えた。

 訓練終了式で、訓練の様子を見ていた松本茂幸神埼市長は「訓練という感じがした。実際に発生した場合には機敏性が求められる。一分一秒でも早く消すことが大事」と話した。吉田貴大神埼市消防団長は、昨年地域で発生した火事を振り返り、広報活動を通した火災予防について口にした。

 訓練は文化庁・消防庁が定める毎年1月26日の「文化財防火デー」に合わせて実施。地域住民11人と消防団と消防署の68人、神埼市役所職員らが参加した

このエントリーをはてなブックマークに追加