鳥栖と言えば多くのキーワードが思い浮かぶ。サガン鳥栖、駅スタ、鳥栖ジャンクション、九州新幹線、鳥栖プレミアム・アウトレット。かつての旧国鉄の街のイメージが、現在は新都市へと変貌を遂げつつある◆うらやましいのは人口の増加である。鳥栖市は増加率で県内ナンバーワン。平成に入って約30%も伸びた。さらに県内で唯一、2035年ごろまで人口増が予想されるという。進出企業も多く、民間経済誌の「住みよさランキング」では九州3位だ◆他の自治体が人口減にあえぐ中で、潜在力の高さは特筆すべきだろう。それだけに、長く懸案になっている鳥栖駅周辺の整備事業を含め、どんな未来図を描くのか、市民ならずとも関心が集まる◆鳥栖市長選で現職の橋本康志氏(63)がわずか10票差で4選を果たした。12年間、市政のかじ取りをしてきた橋本氏は「九州の中心として発展していく基盤づくり」を唱えたが、「もっとスピード感を」という指摘も。次の4年間はいっそうの手腕が問われる◆「平成」から新元号に変わる節目。統一地方選の4月は県議選、大町町長選、3市3町の議員選がある。だが、残念なことに無投票が予想されるところも多い。鳥栖市では論戦を通じ多くの課題が浮き彫りになった。有権者による選択の機会が政治を磨き、将来をつくっていく。(丸)

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