白血病を公表した池江璃花子さん(18)への励ましと支援の輪が広がっているが、小児がんの子どもを元気にする物語『しろさんのレモネードやさん』を紹介した小欄に今なお反響が届く◆その一人、白石町の三原里美さんは3年前、まだ5歳だったわが子の余命宣告を受けた。9カ月の闘病の後、自宅で看取(みと)った。「かけがえのない息子が確かに生きた証し、それを意味あるものに…」と公益財団法人「がんの子どもを守る会」(本部・東京)に入会◆同会九州西支部幹事として活動している三原さん。小児がんに対する社会の理解が十分でなく、いまだ偏見の中で子どもの病気を伏せ、独り悩んでいる親もいるのでは-と、本当に必要なケアを一緒に考える「守る会」=電話03(5825)6311=への参加を呼びかけている◆全国で毎年約2千人が小児がんと診断されている。経済的負担など患者家族が抱える現状を把握するため厚労省が初の実態調査に乗りだすが、「国際小児がんデー」(2月15日)にちなんで全国で今、啓発行事が開かれている◆県内でも小児がん関連の絵本や書籍の展示(26日まで県立図書館)や佐賀大附属病院、県メディカルセンターなどでも小児がん支援のシンボルマーク「ゴールドリボン」のツリーを展示している。何事も理解は、まず知ることから-。(賢)

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