佐賀市の樋口秀星をかわす小城市の末次亮(左)=3区

 7連覇に向けて盤石のスタートを切った。平成最後の大会で、優勝回数の更新と3日連続日間賞の“完全制覇”を目標に掲げる小城市は初日、10個の区間賞を獲得。二つの区間新も飛び出す圧巻のレース運びでライバルを寄せ付けなかった。

 野田正一郎監督は「予定通り。みんなが力を発揮して自分たちのレースができた」と納得の表情を見せた。

 2位でたすきを受けた3区(8・0キロ)の末次亮(ひらまつ病院)が一瞬の加速で先頭に立つと、その後は独走状態となった。前半の5連続区間賞で大量の貯金に成功すると、後半も1位を独占。7区(6・5キロ)のジョン・カリウキと9区(9・2キロ)の田中飛鳥は区間新の快走で後続の姿は全く見えなくなった。

 7連覇を目指すチームが優勝への気負いを振り払えたのは、互いの実力を認め合う強い信頼関係があるからこそだ。3区末次は「自分がいけるところまでいく。だめでも先輩がどうにかしてくれる」と、同じひらまつ病院の4区川谷勇貴の力を信じた。

 さらに今大会初出場の8区徳永彪と9区田中も笑顔でたすきをつなぎ、最後まで心の余裕を感じさせた。

 鳥越峠越えの最長11区(17・0キロ)を制した堤渉は「あと2日間、『さすが小城』と言わせたい」と決意を語った。自信にあふれる表情を見る限り、この流れは簡単に止められそうもない。

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