嬉野・太良の1区岡島慶典選手(右)が2区井手孝一選手にたすきを渡す。ともに区間2位でチームの日間3位に貢献した=鳥栖署前

 県内一周駅伝初日の15日、嬉野・太良が大躍進した。日間3位に入ったのは1986年の第26回大会以来、実に33年ぶり。1、2区を担い、ともに区間2位の力走で流れを引き寄せた岡島慶典選手(20)=流通経済大2年=と井手孝一選手(20)=神奈川大2年=は「チームに貢献できてよかった」と笑顔を見せた。

 井手選手は塩田中、岡島選手は嬉野中の出身で中学時代からのライバル同士。2人とも県内一周デビューは中学2年だった。岡島選手は塩田中の練習に週1回参加していたといい、「(井手選手と)力の差を感じていた。追い付こうと必死だった」と振り返る。

 鳥栖工高に進んだ井手選手は2、3年時に全国高校駅伝を経験。主将を務めるなど着実に力を付け、3年時の県内一周では26区(8・7キロ)で区間賞を獲得した。一方、白石高に入った岡島選手も熱心に練習を重ね、3年時は27区(8・9キロ)で区間4位と健闘している。

 この日、1区(8・3キロ)を担った岡島選手は「区間賞を取りたかった」と悔しがったものの、20秒差の2位でたすきリレー。正月の箱根駅伝3区で区間9位と好走し、2区(12・1キロ)を任された井手選手は小城市、佐賀市と競り合い、残り200メートルのスパート勝負で競り負けたものの、「これ以上ないスタートがきれた」と胸を張った。

 「沿道の声援が温かいし、他の駅伝にない魅力がある」と井手選手。2人の成長をずっと見守ってきた吉田靖則監督は「まいた種が一気に花開いた」と2人の成長ぶりに目を細める。

 2人は16日も登場。14、15区で再びたすきをつなぐ。「今度こそ区間賞を。入賞に貢献する走りを見せる」と意気込んでいる。

このエントリーをはてなブックマークに追加