唐津市の離島・加唐島の主な貯水池になっている砂防ダム。大きく水位が低下している=15日午前(唐津市提供)

 昨年から続く少雨の影響で、唐津市の離島の貯水率が低下している。加唐島では14日現在で24・7%まで下がり、今後も雨が降らず、対策を取らなければ、4月下旬にも渇水になる可能性があり、市水道局は注意深く状況を見守っている。

 市水道局は6日、2005年の新市発足以来で初の渇水対策本部を設置し、翌7日に62世帯(132人)が暮らす加唐島で蛇口の小まめな開閉などを呼び掛けるチラシを配布した。その後1週間で貯水率は2・0ポイント低下している。加唐島は高い山がなく、主な貯水池になっている砂防ダムにしみ出る水が少ないという。

 このほか向島の貯水率は44・5%、松島は63・5%、馬渡島は73・0%になっている。高島と神集島、小川島は海底送水管で本土とつながっているため調査の対象にはなっていない。

 貯水率が20%を切った場合、給水車の派遣や時間断水などの本格的な対応ができるように準備を始めている。市水道局は「15日に少し雨が降ったが、来週も雨の予報があり、好転するように期待したい」と話す。

 佐賀地方気象台によると、1月の降水量は唐津で42・5ミリで、統計がある11年以降では12年に次いで少なかった。九州北部の向こう1カ月の予報は、平年に比べて曇りや雨の日が多くなる見通し。

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