新たに開発した「ようかん食い人形」=小城市の八頭司伝吉本舗

 小城ようかん製造の八頭司伝吉本舗(小城市、八頭司博社長)は、20年前から販売している「佐賀の昔菓子」の中に、神埼市の郷土玩具「尾崎人形」を10年ぶりに復活させた。復活にあたり、男児がようかんを手にした「ようかん食い人形」を新たに開発した。同社の八頭司勲専務(52)は「『ようかん食い人形』を小城ゆかりの民芸品に育てたい」と話す。

 セットは20年前、ようかんやあめがたなど昔ながらの佐賀の菓子5種と、尾崎人形を詰め合わせて販売を始めた。人気もあったが人形職人の減少で、10年前、セットから人形が消えた。八頭司専務は「最後の2年は素焼きの人形に私が色を塗っていたが、続けるのは難しかった」と話す。

 数年前、人形が再び作られていることを知った八頭司専務が、郷土玩具店佐賀一品堂(佐賀市唐人)の協力も得て復活を企画。新たに「ようかん食い人形」を開発した。

 八頭司専務は「20代半ば、京都で修行中にまんじゅう食い人形を見て『ようかんでもいいのでは』と思ったのが始まり」と振り返り、「民芸品は時代とともに変化する。まんじゅうからようかんに変化をとげた人形が、新たに地域で根付いてくれたら」と語る。

 セットは3543円。小城駅通り本店など県内5店舗で販売。問い合わせは電話0952(73)2355。

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