村上大祐市長(中央奥)も出席した嬉野市の政治倫理審査会=市中央公民館

 嬉野市の村上大祐市長と民間業者との会食問題を審議している政治倫理審査会(会長・吉田一穂弁護士)が14日、市中央公民館で開かれた。会食に至った経緯や出席者との利害関係を調べた結果、民間業者との会食が市政治倫理条例に抵触するかどうかについては「当たらない」と結論付けた。20日に予定する会合で調査報告書をまとめる。

 審査会は、昨年7月の東京での会食が供応接待に該当するかどうかや、会食に出席したアニメ制作関係者が市との利害関係者に相当するかを調べた。

 会食を巡っては、市長は当日に出席が決まったため、会食自体が市長の出席を前提とするものではなかった点や、市長がこれまでに同じ業者から繰り返し接待を受けていない点などから「社会通念上、相当と認められる程度を超えた供応接待とは言えない」とした。

 また、会食にはアニメ制作関係者が出席していたが、会食前に、うれしの茶を題材にしたアニメ制作の企画が具体化されていない点を踏まえ「出席者と利害関係を有していたとは考えない」などとした。

 この日は市長も出席し、会食でアニメ制作の企画の話が持ち上がったかどうかについては「一切ない」と否定した。一連の問題に関しては「市や市役所のイメージを損なう事態を招いたのは不徳の致すところ」と述べた。調査を請求した「嬉野をよくする市民の会」の宮崎誠一代表は「今回の結果は納得できるものではない。今後の対応は、市民の会で集まって考えたい」と話した。

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