肥前吉田焼の器に盛られた、イノシシを活用した料理

イノシシを使った料理を楽しむ参加者=嬉野市の肥前吉田焼窯元会館

イノシシの活用策などを話し合ったトークセッション=嬉野市の肥前吉田焼窯元会館

 イノシシを地域の資源として活用する動きが嬉野市で進んでいる。仕掛けているのは、イノシシを活用したまちおこしを目指す団体「嬉野狩部」(太田政信代表)。イノシシの有効活用を考える勉強会や、ジビエ料理の試食会を開くなど、イノシシを地域の特産品につなげる方法を模索している。

 嬉野狩部は、昨年1月に発足。メンバーは20~30代の約10人で、これまでに4回の勉強会を開いてきた。IoT自動撮影カメラを活用したイノシシの捕獲活動や、フェイスブックなどを使った情報発信を行っている。

 嬉野市の肥前吉田焼窯元会館で9日、イノシシの活用策を考えるトークセッションが開かれ、代表の太田さんのほか、市内の茶農家や旅館経営者らが登壇。地域住民ら参加者約30人を前に「イノシシ肉の流通の仕組み作りが必要」「イノシシに関連したツアーなども面白い」などと意見を交わした。

 セッション後には、太田さんが実際に狩猟したイノシシを使った料理の試食会も開催した。肥前吉田焼の器に盛られ、嬉野茶も振る舞われた。市外から参加した本山瑞沙さんは「イノシシ肉は思ったより食べやすくおいしい。イノシシを使ったまちおこしの可能性を感じた」と満足した様子だった。

 太田さんは「ただ捕まえるだけではなく、活用する資源と考える意識が大切。地域を巻き込んで活用策を考えていきたい」と意気込んでいる。

このエントリーをはてなブックマークに追加