塗り替えられ、リニューアルした昇開橋。住民たちが笑顔で渡り初めを行った=平成23年2月13日、佐賀市諸富町

 佐賀市諸富町と福岡県大川市を結ぶ国重要文化財「筑後川昇開橋」が全面改修され、1年3カ月ぶりに通行が再開された。色落ちや腐食が進んだため、橋脚の修復や塗装の塗り替え、防水加工などを行い、鮮やかな朱色によみがえった。

 記念式典には関係者や地域住民約400人が参加。青空に映える朱色の柱を見上げながら諸富町側から大川市側に渡った。

 昇開橋は全長507メートル。国鉄佐賀線の鉄橋として1935(昭和10)年に開通。日本最古の昇降式可動橋で、船が橋の下を通過できるように橋げたが23メートルの高さまで垂直に動く。87(同62)年の佐賀線廃止に合わせ橋も閉鎖され、一時は撤去も検討された。地元からの強い要望を受け、96(平成8)年に遊歩道として生まれ変わった。

 現在は年間約5万人が訪れる観光スポットとして定着。橋を渡ることだけでなく、定時に橋げたが上昇する様子も見ることができる(月曜日は休み)。2003(同15)年に国重文に指定、07(同19)年には日本機械学会から機械遺産の認定も受けた。

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