佐賀県は12日、戦没者遺族の特別弔慰金に関して、県内の請求者1人分の住所や氏名、印鑑の押印などが記載された書類を福祉課が紛失したと発表した。職員が封筒を開封した際に中身を十分確認せず、書類を中に入れたまま処分した可能性が高いという。

 県福祉課によると、書類は特別弔慰金の請求時に提出された印鑑等届出書。戦没者らの本籍地である福岡県から1月28日に裁定通知書などに同封して郵便で届き、開封した職員が専用のキャビネットに保管した。2月1日に書類がないのに別の職員が気付き、開封した職員は封筒から出したかどうか覚えていなかった。

 請求者には謝罪し、再度書類を提出してもらった。特別弔慰金の受け取りには影響がないという。福祉課は「作業がルーティン(ワーク)になっていて注意が足りなかった」とし、個人情報が入った書類は受け取った時点で職員2人でチェックするなどの再発防止策を示した。

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