約400体の「シルバニアファミリー」による巨大な展示もある=佐賀市の旧古賀銀行

春風を感じさせる曲線的な展示には約200体の木目込み人形が使われている=佐賀市の旧古賀家

佐賀藩の伝統文様「鍋島小紋」をあしらった木目込み人形は優しい色使いが目を引く=佐賀市の旧古賀家

 「第19回佐賀城下ひなまつり」が11日、佐賀市内で始まった。伝統的な佐賀錦や鍋島小紋をあしらった人形や、明治から昭和初期にかけて鍋島家で愛されたひな飾りなどに加え、今回は世代を超え人気のドールハウスシリーズ「シルバニアファミリー」なども展示。3月31日までの期間中、約5千体のひな人形が市内各所を華やかに染め、一足先に春の訪れを告げる。

 このうち旧古賀銀行では、1985年に発売が始まった動物の人形「シルバニアファミリー」を総勢約800体集めた企画展を開催。400体で村を表現したような大がかりな展示や、特別にあつらえた佐賀錦を着た人形、既存の人形の着物を着せた“シルバニアファミリーひな飾り”なども並び、子どもたちに大人気だった。

 写真を撮っていた江頭優月さん(12)は「普通のシルバニアファミリーもいいけど、着物を着たのもかわいい。欲しい」と目を輝かせていた。

 また旧古賀家では、佐賀藩の伝統文様「鍋島小紋」の人形作家・福岡伊佐美さんらが手掛けた木目込みのひな人形約200体を展示。柳の枝なども使い、春風を意識して人形を配置した。福岡県筑紫野市から来場した中山猪津子さん(59)は「色使いが優しく、可愛らしい。気に入った作品がありすぎて目移りしちゃう」と顔をほころばせていた。

 この他徴古館では、明治から昭和初期にかけて鍋島家歴代夫人が愛でたひな人形を展示している。旧長崎街道沿いを中心にさまざまな展示や企画があり、期間中10万人の来場を見込む。

 入場料は徴古館は300円、旧古賀銀行など市歴史民俗館は400円。共通券は600円。小学生以下は無料。観覧時間は午前10時から午後5時。問い合わせは実行委員会、電話0952(20)2200。

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