千綿さん(右)が実演する手回し計算機に注目する児童たち=佐賀市のチワタ

 地域で子どもを育てる「若楠校区地域子ども教室」の一環で、若楠小児童ら約30人が9日、佐賀市の文具事務機器販売「チワタ」を職場訪問した。同社の千綿浩一郎代表取締役(66)から昔の文具を見せてもらい、時代とともに変遷する文具や、県内にゆかりのある文具メーカーなどについての知識を深めた。

 千綿さんは「文字を書く」「コピーする」「計算する」の三つのテーマに沿って、時代ごとに使われてきた文具を説明した。計算の道具として江戸時代ではそろばん、明治や大正、昭和初期では手回し計算機や計算尺、現代は電卓などを紹介し、千綿さんが手回し計算機を使ってみせると、子どもたちは目を輝かせながら見入っていた。

 さらに、事務機器メーカーの「リコー」の創業者はみやき町出身の市村清であることや、三菱鉛筆の前身「眞崎鉛筆製造所」は佐賀藩出身の真崎仁六が建てたことなどを説明し、子どもたちは熱心に耳を傾けた。

 小学3年生の小川美咲さん(8)は「佐賀にゆかりのある文具メーカーがあると初めて知った。たくさん商品があってすごいと思った」と話した。

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