日仏の国旗を振って劇を盛り上げる学生=佐賀市文化会館

 佐賀市のゆめさが大学佐賀校は7日、佐賀市文化会館で「第7回学校祭」を開いた。学生385人が絵画、写真などの作品を展示し、練習してきた演劇を披露した。

 実践課程1組の約55人は劇「ジャピー物語」を演じた。1936年、フランス人飛行家のアンドレ・ジャピーが賞金レースで東京へ向かう途中、飛行機の燃料切れで脊振山に墜落。地元住民役のメンバーは「外国人なんて初めて見た。でも同じ人間たい。命ある人間たい」と救護シーンを熱演した。

 一命を取り留めたジャピーは住民に深く感謝。フランスにかけて一緒にフラダンスを踊ると会場は笑いに包まれ、来場者全員で佐賀に残る歴史を考えた。

 「人間の愛を伝えたかった」。構成を考えた松尾穂澄さん(63)は、ジャピー機遭難について書かれた権藤千秋さん(佐賀市)の『飛べ! 赤い翼』と、馬場憲治さん(神埼市)の『脊振山の赤い翼』の2冊を参考にしたという。会場で観劇した権藤さん(94)は「一生懸命演じていてうれしかった」と目を細めた。

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