山口祥義知事と佐賀県内10の試験研究機関の長が一堂に会する「第8回SAGAラボ10+G」が4日、県庁で開かれ、3機関の担当者が日ごろの研究成果について発表した。

 茶業試験場の担当者は「成分から見たうれしの茶のアピールポイント」をテーマに発表した。佐賀県は茶の生産量全国8位。全国の生産量は3分の2以上が煎茶なのに対し、県内は玉緑茶と釜炒(い)り茶の産地と紹介し、煎茶との香味の違いを客観的に示していくことが重要とした。

 このうち釜炒り茶は、煎茶に比べて渋み成分となるカテキン類が少なく、うま味を感じやすいと説明。玉緑茶は、流通業者による官能評価で他産地の茶と比べて高評価を得たことや、同価格帯の緑茶との化学成分の数値比較では、うま味に関係する「全窒素」が高く、若く柔らかい芽を使っていることを示す「繊維」が低いとし、「うれしの茶は自信を持っておすすめできる」と強調した。

 発表を聞いた山口知事は、数値の意味が一般の消費者には分かりにくいとし、うれしの茶の良さをどのように伝えて付加価値を上げていくか、PR方法を検討する必要性を訴えた。

 果樹試験場はDNA解析による新カンキツ育種や国内新発生害虫の被害防止対策、玄海水産振興センターはカサゴの種苗生産のコスト削減に向けた取り組みについて発表した。

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