小栁平一郎会長

 天山の山肌が荒れていく様子を目の当たりにし、1991年に小城市民有志で会を立ち上げた。発足時を知る数少ないメンバーの一人で、市内で酒蔵を営む傍ら、現在は4代目会長として活動をけん引する。

 毎年欠かさず続けているのが市内各地での植樹。9日には、市街地を見下ろす小城町の千葉公園(千葉城跡)に希少品種という「玄海ツツジ」の苗木30本を植える。

 活動を始めて28年。地元の小学生とも協力してドングリやクヌギ、桜、コナラなどを植え、手入れを続けてきた。天山山腹で摘み取った野草の食事会、ごみ減量に向けた研修も重ね、自然と共生するための手だてを探ってきた。

 会員数は約100人。高齢化が進み、200人を超えた発足当初から半分以下になったが、「体は動かなくても協力したい」と、千円の会費を毎年収めてくれる市民の善意が活動を支えている。

 「自己満足の取り組みにとどまっているかもしれないが、私たちの生活は常に自然と隣り合わせという意識を持ち続けることが大切」。会員を募集中で、バトンを託す若い世代の入会を待ち望む。小城市小城町。

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