ごみを焼却する清掃工場の排ガスから二酸化炭素(CO2)を回収・売却する佐賀市のバイオマス事業で、市は8日、昨年10月に発生した故障の原因がさびだったと市議会特別委員会に報告した。メーカーと原因究明を進めた結果、循環ポンプにさびを含んだ水が入り込んだと特定し、「想定外のトラブルだった」としている。

 故障したのは、排ガスを冷却して塩分を取り除く「脱塩棟」の循環ポンプ。配管にさびが生じ、ポンプに入り込んで軸受けを破損させたと考えられるという。

 対策として市は、さびを取り除く装置を2系統で付け加え、新たに予備のポンプを購入する。工事には約160万円、予備ポンプに約50万円が必要で、年度内に整えるとしている。

 昨年10月の故障では装置が20日間にわたって稼働できず、市は民間業者からCO2を購入し、契約企業へ供給した。既にポンプ交換や、CO2購入費用として約85万円を支出している。

 議員からは故障に伴う経費をメーカー側に請求できないのか、との質問が相次いだ。市は「協議中」としたものの「メーカーとの契約にさび対策は含まれていない」などと説明した。

 市はこの日、CO2の新たな供給先として、ハーブの植物工場を運営する久留米市の企業が進出計画を進め、地権者との契約がまとまれば4月にも稼働することも報告した。

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