出品された冷凍網ノリの品質をチェックする業者=佐賀市の佐賀海苔共販センター

 佐賀県沖の有明海で養殖された冷凍網ノリの今季2回目の入札会が8日、佐賀市の佐賀海苔(のり)共販センターで開かれた。栄養塩不足による色落ちが懸念されていたが、このところの降雨で品質は一定、持ち直した。比較的に海況が安定している県東部地区が全体の数字を押し上げたことで、売り上げは想定を2割以上上回る49億7021万円となり、回復基調が見られた。

 この日の販売枚数は3億4810万枚で、平均単価は14円28銭。県有明海漁協が予定した3億枚、13円台後半をともに上回った。

 昨年末の冷凍網の張り込み以降、深刻な雨不足が続いていたが、「最後のぎりぎりのタイミング」(漁協・松尾修参事)という1月末と2月頭の降雨で栄養塩が、ある程度回復した。例年より水温が高く、ノリの成長も活発なことから生産量が伸びたという。全国的に生産量が伸び悩んでいることも相場を押し上げた。

 秋芽ノリの3回を含めた計5回の入札会の累計は、販売枚数10億8514万枚、金額164億4707万円となった。

 県東部地区の生産が順調な一方、県西南部地区は依然として海況が厳しく、単価が低迷して生産枚数も落ち込んでいる。徳永重昭組合長は「引き続き網の管理を的確に行い、3月の頭まで諦めずにもう少し踏ん張ってほしい」と生産者に呼び掛けた。

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