製造業を中心にIoT(モノのインターネット)導入を支援する大久保賢二氏(茨城県、アイ・コネクト社長)がこのほど、佐賀市の県産業スマート化センターで中小製造業のIoT導入事例を紹介し、活用方法などを解説した。

 稼働時間が増えた精密機械加工企業を例に挙げた。稼働状況の把握に、時間と人を割いていたことから、IoT導入を検討。機械の稼働状況を大画面ディスプレイに映し、生産管理現場のほか別工場でも状況を把握できるようにした。

 蓄積した稼働状況データから作業停滞時間を分析。工具の付け替えや加工の見直しで効率化を図り、稼働率が3割ほど向上し、計画と実績の比較も明確になった。

 これまでの企業のIoT導入事例を踏まえ、大久保氏は「IoTの進め方が分からず、一歩踏み出せていない企業が多い。IoTコンサルタントを活用して、現場の見える化や改善、付加価値の創出につなげてほしい」と話した。

 セミナーにはIoT導入を考える県内企業や自治体など約30人が参加した。

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