「ドロンパ王国」と「ぺんた共和国」がスキーで交流。姿勢をチェックしながら練習する参加者=平成9年2月7日、天山スキー場

 県北部の山間地5町村で構成する「ぺんた共和国」と、有明海沿岸の佐賀郡(現佐賀市)南部4町でつくる「ドロンパ王国」が、天山スキー場で「小学生スキー体験教室」を開いた。両国から107人の児童が参加。数年前から途絶えていた“国交”が回復した。

 両国の交流は数年前に開いた小学生対象のキャンプ以来。互いの地域の風土について理解を深めようと、スキー教室を企画した。「同じ佐賀でも南と北でこんなに違うんだね」。南部の子どもたちも冬山の風景を楽しみながら、初めてのスキーに挑戦した。

 インストラクターの指導で、滑る際の姿勢や止まり方を学んだ後、緩やかな斜面をおそるおそる滑降した。上達の早い子は上級コースにも挑戦した。ドロンパ王国の児童は「佐賀にこれだけ雪があるとは思わなかった。また滑りに来たい」と笑顔を見せた。

 「ぺんた」は1986(昭和61)年、「ドロンパ」は90(平成2)年に建国。それぞれの地域の特色を生かし、イベントなどを開いて観光などをPRした。ともに「平成の大合併」に伴い、“国”の歴史に幕を下ろした。

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