VTTのメンバーと佐賀商業の生徒たちでバイオエコノミーに関するワークショップが開かれた=佐賀市の同校

 「バイオエコノミー」の先進国であるフィンランドの国立機関、フィンランド国立技術研究センター(VTT)の研究者らが4、5日の両日、「バイオマス産業都市」を掲げる佐賀市を訪問した。高校生との交流や施設見学などを通じて、市の廃棄物利用の現状把握や意見交換を行った。

 同市を訪れたのは、VTTの副社長のティナ・ナカリ氏、バイオエコノミー責任者のライヤ・ラント氏、システムエンジニアのピーター・ウレン氏の3人。内閣府が進める「戦略的イノベーション創造プログラム」の一環で来佐した。4日夕には、同市の佐賀商業高校を訪れ、生徒や同校の卒業生約10人とワークショップ形式で交流した。

 生徒たちは、同プログラムでモデル都市に選ばれた佐賀市の取り組みを企業や市民に伝えるためのキャッチコピーを考えた。さまざまな課題や解決策を考えながら、「無限に続く町佐賀」「ぐるっとサガ~ごみは利用する時代へ~」などのキャッチコピーを発表。生徒の発表を受け、3人は「皆さんのアイデアは示唆に富んでいる」「考え方がハイレベル」などと評価した。

 このほか、市下水浄化センターなどの市内の施設見学や秀島敏行市長への表敬訪問も行った。ティナ副社長は「自然が多く、人々はホスピタリティにあふれていた。佐賀市は土地として循環型社会の先駆者になるポテンシャルを持っている」と感想を述べた。

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