福島ひまわり里親プロジェクトを語るチームふくしまの半田真仁理事長=唐津市の西唐津中

 ヒマワリの種を育てて福島県の復興を支援する「福島ひまわり里親プロジェクト」を展開しているNPO法人チームふくしまの半田真仁理事長(41)が1日、唐津市の西唐津中で講演した。東日本大震災の発生当時の状況なども織り交ぜ、「広島の折り鶴のようにヒマワリを復興のシンボルにしたい」と伝えた。

 同プロジェクトは全国の里親が福島から種を購入し、各地で栽培して、採取した種を返送。福島で復興のシンボルとして開花し、採れた種はバイオエネルギーとしてバスの燃料に使っている。種の袋詰めや搾油作業は、震災で仕事が減っていた福祉作業所が担っている。全国で推定50万人が里親になっているという。

 本年度からこの活動に参加している1年生約50人を前に、半田さんは地震発生時の福島のラジオ局の緊迫した音声を紹介し、避難所でのエピソードなどを語った。「震災が教えてくれたのは、お金よりも大事なのは命ということ。そして自分の命よりも大事なのは次世代への伝承、伝達」と強調。福島県をスタートする来年の東京五輪聖火リレーで、ランナーがヒマワリ畑を疾走する夢を描いた。

 プロジェクトには2014年から浜玉中も取り組んでおり、当時生徒会長を務めた平吉淳一さん(福岡舞鶴高1年)も活動を紹介した。

 講演を聴いた辻美優さんは「自分が想像していたよりも震災は大変だったと思った。活動が応援につながれば」と語った。

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