防災訓練メールを受信し、来園した保護者。氏名や避難場所などを記入した=午前10時25分ごろ、神埼市千代田町の大立寺幼稚園・子どもの家保育園

保護者らに緊急時の一斉メールを送信する職員=午前10時10分ごろ、神埼市千代田町の大立寺幼稚園・子どもの家保育園

 陸上自衛隊目達原駐屯地(神埼郡吉野ヶ里町)所属の戦闘ヘリAH64Dが、神埼市千代田町の民家に墜落した事故から1年となった5日、同町の大立寺幼稚園・子どもの家保育園(平尾法道園長)で防災訓練があった。園では2月5日を「防災の日」と定め、殉職隊員へ哀悼の意をささげて事故と向き合うとともに、万一の場合の対応や防災意識を高めていくとしている。 

 墜落現場の北約200メートルにある同園。事故から約1カ月後、「(2月5日は)私たちにとってまれなる日で、尊い2人の命を大切に思っていきたい」との思いから決めた。平尾道代副園長は「事故があったことで(自然災害など)一つ一つが自分たちとかけ離れた災害だと思えなくなった」と訓練の意義を語る。

 この日は、122人が登園。午前10時10分ごろ、同園のパソコンから保護者や保育士約170人にメールを一斉に送信した。メールを受けて来園した保護者は、園が準備した用紙に到着時刻や氏名、避難先や緊急連絡先などを書き込み、有事の対応手順を確認した。

 4歳の息子を預ける男性(35)は「何かあってからでは遅い。備えは大事」と強調。一方で40代の母親は「メールに気付かないかもしれない不安はある」とも語った。

 平尾副園長は「今後は保護者へのアンケートを実施し意見を取り入れていきたい」とした。

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