4年生にがんの予防と検診の重要性を伝える稲田浩子さん=佐賀市中の館町の赤松小

 佐賀市中の館町の赤松小で4日、小児がんの専門医とがん体験者が講師を務めるがん教育授業が開かれた。県医療センター好生館小児がん支援センターの稲田浩子小児科部長と佐賀市の宮地智寿子さん(59)が登壇し、4年1組の40人に予防や受診の重要性を伝えた。

 稲田さんは「予防できることは予防して、起こってしまったら早い解決を」と、生活習慣などに関する「大人のがんを防ぐための12条」を紹介。がんは大きくなるまで自覚症状がないことから「家の人に『症状がなくても検診に行って』と伝えて」と検診の重要性を訴えた。

 宮地さんは6年前に大腸がんの手術をした体験を語った。「病院に行く勇気や周囲に相談する勇気があれば、痛くて怖い思いをせずに済んだかもしれない」と振り返り「心や体に不調があれば、必ず誰かに相談して。きっと大きくひどくならないうちに良くなることがある」と語った。

 授業を受けた馬渡雄大君(10)は「僕も親戚ががんで亡くなり、つらかった。命を大切にしたいし、何かあったらちゃんと病院に行こうと思う」と話した。同校では6日と8日にも4年生に向けてがん教育授業を開く。

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