佐賀県内の建設工事現場の43・1%で労働安全衛生法違反が確認されたことが、佐賀労働局が昨年12月に実施した一斉監督指導の集計で分かった。前年よりも3・3ポイント改善したが、転落防止措置を講じていないケースが依然として目立つ。

 違反は、58カ所の現場のうち25カ所で確認された。足場の手すりが設けられていないといった転落の防止措置の不備が13カ所で最も多かった。無資格者に移動式クレーンを操作させたり、電動のこぎりの安全装置に木片を詰めて機能しないようにしたりしていた事例もあった。

 公共工事は37カ所のうち15カ所、民間工事は21カ所のうち10カ所で違反があった。違反現場では、労働局が再度、監督指導を実施した。特に事故の危険性が高い4カ所に対しては立ち入り禁止、作業停止命令を出し、改善を確認した。労働局は「パトロールなどで、災害の防止措置を啓発していきたい」としている。

 佐賀県内で起きた労働災害は、全産業での12月末現在の速報値で、前年同期比120件増の1155件。死亡数は1件減の7件。このうち建設業は労災が2件減の151件、死亡は1件減3件となっている。

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