映画「獄友」の1シーン(C)Kimoon Film

 狭山事件で逮捕された石川一雄さんらが出演するドキュメンタリー映画「獄友(ごくとも)」(2018年、115分)が15日午後1時半から、佐賀市天神のアバンセで上映される。事件の証拠とされる物が見つかった場所の写真など、事件にまつわるパネルも展示される。入場無料。

 2013年に映画「SAYAMA みえない手錠をはずすまで」でキネマ旬報文化映画3位、毎日映画コンクールドキュメンタリー映画賞を受けた金聖雄(キムソンウン)監督がメガホンを取った。獄中で過ごした自分たちのことを「獄友」と呼び、支え合って生きる石川さんや袴田巖さんら5人の姿を7年にわたり追った。冤罪(えんざい)被害者の生き様を通して、司法の闇や人間の尊厳、命の重さを訴える。

 狭山事件は、1963年に埼玉県狭山市で女子高校生が殺害された事件。逮捕された石川さんは一審で死刑判決を受け、最高裁で無期懲役が確定。仮釈放された後も無実を訴え、現在は第三次再審請求中。

 部落解放同盟佐賀県連合会の濵本隆司執行委員長は「今年は狭山事件の判決に動きがある可能性が高い重要な年。これを機に、多くの人にこの出来事を広く伝えたい」と話す。問い合わせは同連合会、電話0955(73)2615。

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