汚染土対策の調査に入ることを確認した伊万里市散弾銃射撃場環境対策検討委員会=市役所

 伊万里市大川内町の市営散弾銃射撃場に大量の鉛散弾が放置されている問題で、市の環境対策検討委員会は4日、鉛に汚染された土壌の対策に着手することを確認した。泉秀樹副市長は「汚染土を除去して場外で処理する方向で検討したい」との考えを示した。

 射撃場一帯の環境対策は、場外に流れ出る水質汚染対策と、場内の土壌汚染対策の二つがある。高額な費用がかかることもあり、市は水質対策を優先して取り組み、その後、土壌対策に着手する予定だった。

 水質対策は、射撃場に隣接する民有地に大型沈砂池を設置する計画だが、用地取得が難航し、当初の予定より2年以上遅れている。地元住民から不満の声も出ており、市は土壌対策も並行して進めることにした。市長交代に伴い昨年5月に就任した泉副市長が判断した。

 4日の検討委で市側が「土壌汚染対策の手法と費用について調査を行いたい」と意向を示し、委員の有識者4人から了承を得た。

 会合後、泉副市長は「汚染土をセメントで固めて場内に封じ込める選択肢もあるが、技術的なことや住民感情を考えると、個人的には除去しかないと思っている。ただ、コストの問題もあるので慎重に検討したい」と話した。

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