地域の家々を回る七福神ら=神埼市千代田町姉地区

 神埼市千代田町姉地区の伝統行事「姉の七福神」が3日、同地区で行われた。雨の中、七福神に扮(ふん)した男性住民が家庭44戸を回り、家内安全や無病息災など一年の福を呼び込んだ。
 地区に350年以上前から伝わる伝統行事。地元住民でつくる保存会(永沼彰会長)が継承し、毎年実施している。住民は着物を羽織り、化粧やかぶり物で七福神になりきった。案内役の「宰領人(さいどにん)」と7人の七福神の計8人が一組となり、二組に分かれて家々を訪れた。
 七福神の訪問に合わせ、各家庭はごちそうを用意。35年以上前から七福神を歓迎する坂井文子さん(70)は「2月の恒例でいつも楽しみ。今年も一年無事に過ごしたい」と話し、すしやお酒でもてなした。
 昨年7月に姉地区に住み始め、嫁役を担った松本学さん(38)は「行事の存在は知らなかったが、地域の伝統を絶やしてはいけない」と語り、先輩の姿から伝統を学んでいた。

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