被爆体験継承の課題などについて話し合った「被爆者運動継承の学習交流会」=武雄市文化会館

 長崎や広島で被爆した親を持つ九州の人たちが、被爆体験継承などを話し合う「被爆者運動継承の学習交流会」が2、3の両日、武雄市で開かれた。被爆二世の健診で県によって受診期間などが違うことを是正するよう、各県に求めることを決めた。

 被爆二世の健診は、受診期間が沖縄県の1日から長崎県の11カ月間まで違いがあり、受診できる医療機関数にも大きな開きがある。会議ではそうした実態が報告され、各県に格差の是正や健康管理手帳発行、重症者への医療費援助、語り部育成の制度創設などを要望することを決めた。

 被爆体験の継承では、語り部となっている被爆二世の会・長崎の佐藤直子会長(54)が、父親の被爆体験を伝える紙芝居を実演した。「国が交通・宿泊費を負担するようになり全国から依頼が来るようになったが、証言者が増えないという問題がある」と提起した。参加者から「広島、長崎任せにせず語り部育成の制度が必要」などの意見が出た。

 学習会は毎年1回開き、7回目。佐賀での開催は初めてで19人が参加した。

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