支援者からねぎらいの言葉をかけられ、無念そうな表情を浮かべる田川浩さん=3日午後9時10分ごろ、藤津郡太良町大浦の事務所

落選する見通しになり、悔しさをあらわにする山口一生さん(右)=3日午後8時58分、藤津郡太良町多良の事務所

 藤津郡太良町長選で争った新人で前町議の田川浩さん(54)=亀ノ浦=と、まちづくり団体理事長の山口一生さん(35)=伊福=は、現町政への批判票や若さに期待する票を集めたものの落選し、「力不足」と頭を下げた。

 昨年11月末に町議を辞して出馬した田川さんは、現職町長の事実上の後継候補が展開した組織戦に苦戦を強いられた。少子高齢化で活気が失われつつある大浦地区への住宅建設や、役場の意識改革などを訴えたが、実らなかった。事務所で約40人の支持者を前に「一人一人の支援に応えることができなくて残念」と頭を下げ、「皆さんへの恩を何らかの形で返していきたい」と言葉をつないだ。

 山口さんは世代交代を掲げて昨年11月中旬、町長選に名乗りを上げた。「若手の火付け役になる」と、12月からつじ説法を重ね、共鳴する支援者が徐々に増えたが、全町的に浸透するまでには至らなかった。多良の事務所で「申し訳ない。本当に悔しい」と肩を落としつつ「次に向けて力をつけ、立ち上がっていきたい」と再挑戦への意欲を示し、集まった60人の支持者が拍手で激励した。

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