小城ようかんを使って創作した展示が並ぶスペース=県庁

 伝統工芸品の現代の暮らしへの取り入れ方を紹介する展示会「ニューノーマル展」が佐賀市の県庁で開かれている。焼き物や小城羊羹、嬉野温泉など佐賀の伝統ある工芸や文化の新たな役割を、体験を交えた斬新な切り口で表現している。11日まで。

 県伝統工芸品等プロモーション事業の一環。「はたらく」「たべる」「いろどる」など6テーマに分かれ半年間、活動してきた成果の発表として開かれた。

 「たべる」のブースでは、唐津焼の食器に食品サンプルを盛り付ける体験ができ、敷居が高いと思われがちな唐津焼の”普段使い”を提案している。小城羊羹の新たな食べ方の紹介や、嬉野温泉をイメージしたお香が楽しめるブースなど、現代のライフスタイルに合わせた新しい用途のヒントを示す。

 発起人の一人、田村大さん(47)=福岡市=は「作り手ではなく使い手の発想で新しい普通の暮らしを提案し、佐賀の豊かさを再発見してもらいたい。ニューノーマルの活動が広まっていけば」と話した。

 そのほか、プロジェクトに関わった代表者らによるトークイベントもあり、消費者の立場から見たものづくり文化について意見を交わした。

 展示会に関連し期間中、ワークショップや販売なども県内各地で行われる。

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