巧みな話術で会場を沸かせた落語家の三遊亭歌之介さん=佐賀市のホテルマリターレ創世

 古典・新作両方をこなす落語家三遊亭歌之介さんの講演が2日、佐賀市であった。「心に響く笑いと涙の人生学」と題し、笑いと健康、母との思い出について小話を挟みつつ、巧みな話術で会場を魅了した。

 歌之介さんは、健康には血の巡りが大切で、指先や手先を動かすこと、笑うことを勧め、「笑いながら歩くのがいい。勇気があれば試して」と身ぶり手ぶりで表現して会場を沸かせた。

 歌之介さんは幼い頃に両親が離婚し、母親に育てられた。講演のために寒い地域に泊まった際に湯たんぽがあり「子どもの頃、寒い時期は母親が自分の両足を股で挟んでくれた。その頃を思い出して涙が止まらなかった」と話した。3月に4代目三遊亭圓歌を襲名する歌之介さんは「地元の鹿児島県で開かれる襲名披露で親孝行できたら」と締めくくった。

 講演は県労働者福祉協議会が年1回開催する「文化講演会」の一環で開かれ、約500人が参加した。

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