佐賀県東松浦郡玄海町役場から全町民の個人情報を持ち出したとされる事件で、町個人情報保護条例違反の疑いで逮捕された元町住民福祉課長(53)が「個人情報を持ち出したことは間違いない」と供述し、情報の私的利用もほのめかしていることが2日、捜査関係者への取材で分かった。

 容疑者は1月31日の逮捕時、「弁護士と接見した後で話す」と容疑の認否を保留していた。

 県警サイバー犯罪対策課によると、容疑者は今月1日に弁護士と接見した。2日は取り調べに対し、情報の持ち出しを認め、目的については曖昧な供述をしている。

 捜査関係者によると、情報持ち出しは業務目的だったとの趣旨の供述がある一方、私的な目的での利用もほのめかしている。

 県警では、第三者への情報流出の有無について確認を進めている。

 容疑者は私的利用のために他人の個人情報を収集する目的で、2017年5月18日に、13年3月時点の全町民に当たる約6300人の個人情報が記録されたデータを町役場から持ち出した疑いが持たれており、県警は私有のパソコンやスマートフォンにデータをコピーしたとみている。

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