唐津市から大型バスで移動し、避難先に到着した障害者グループホームの入居者たち=2日正午、佐賀市富士町の障害者支援施設「富士学園」

 玄海原発から約9キロ離れた唐津市佐志にある社会福祉法人まつら会の障害者グループホームでは、軽度の知的障害がある11人が30キロ圏外に避難した。施設の避難計画に沿って、受け入れ先の佐賀市富士町の障害者支援施設「富士学園」まで移動。車両は県が事前に手配した大型バスだった。

 屋内退避後、避難指示を受け看護師を含む職員4人が誘導してバスに乗り込んだ。行動特性で誘導前から動き出す入居者もいた。

 実際の入居者は26人。同法人は隣接地で入所者60人の障害者支援施設「からつ学園」も運営し、14人乗りの災害時避難用車両を2台持つ。ただ運転に必要な大型免許を持つ職員は限られ、この日は不在。現実となれば、ほかの車両も動員し計86人を富士学園に搬送することになっている。

 グループホームのサービス管理責任者の田久保尚啓さん(52)は「移動手段の確保や、自らも被災者になり得る職員が参集できるかが課題。今回はスムーズに進んだが、実際は道路が相当混雑するだろう」と振り返った。

このエントリーをはてなブックマークに追加